平成18年第4回定例市議会の開会にあたり、教育行政の諸般についてご報告申し上げます。

 まず、学校教育についてご報告申しあげます。

 10月31日、市内の幼稚園から大学までの教育機関の関係者で構成する「千歳市教育機関懇話会」を立ち上げ、第1回目の会合を開催いたしました。本懇話会は、子どもたちの発達段階に応じた教育課題に関する情報を共有し、一貫性のある教育を推進するために発足したもので、自由な意見交換の場として定期的に開催することといたしております。

 北栄小学校スクールバンドは、9月に旭川市で開催された「第25回全日本小学校バンドフェスティバル北海道支部大会」において、最優秀校に与えられるグッドサウンド賞を、3年連続で受賞するという快挙を達成しました。11月18日には、千葉市の幕張メッセで開催された全国大会に、北海道代表3校の中の1校として参加し、日頃の練習の成果を存分に発揮し、素晴らしい演奏を披露してまいりました。

 11月25日に、泉沢小学校の開校10周年、駒里小学校及び中学校のそれぞれ開校 100周年・50周年の記念式典が行われ、新たな歴史を歩み始めました。特に、駒里小・中学校では、小学校、中学校とも、100年、50年という記念すべき節目の年ということもあり、地域も一体となった盛大な記念式典となりました。また、末広小学校では 12月2日、開校50周年の記念式典が行われましたが、去る10月4日に、開校50年の集大成として、千歳市学校課題研究指定校の研究と併せ、昨年度から文部科学省の指定を受けておりました「国語力向上モデル事業」についての研究発表会が行われました。

 「確かな学力を身につけた子どもの育成」を研究主題とし、国語と算数を通じ、「確かな学力」を育てる学習指導の工夫・改善を図るもので、当日は、市内はもとより市外からも多くの教育関係者が訪れ、研究発表の場では活発な協議が行われておりました。

次に、生徒指導についてでありますが、今、教育現場におけるいじめ問題が全国的な課題となっておりますが、当市におけるいじめ防止啓発事業につきましては、11月18日に「なかよしさわやかDAY・いじめシンポジウム」を、市内の児童生徒や教員、保護者、教育関係者など364人の参加をいただき開催いたしました。基調講演では、「子どもってすごい!」と題し、光塩学園女子短期大学非常勤講師 伊藤善彬さんを講師に迎え、事例や腹話術を交えながら、わかりやすい内容の講演をいただきました。
 シンポジウムの意見発表では、参加者から「いじめにあったら相談する勇気を持つ」、「見て見ぬふりもいじめである」などの多くの意見があり、いじめ防止や命の大切さなどをあらためて確認する機会となりました。

 今後とも、いじめ問題につきましては、「子どもたちの心のサインを見逃さないこと」、「学校全体で対応すること」、「いじめを絶対に許さないこと」などを基本方針としながら、児童生徒や保護者の悩みに応える相談体制の充実に努めてまいりたいと考えております。

 「千歳っ子見守り隊」事業につきましては、保護者や地域の方々の協力をいただきながら、順調に取り組みを展開しているところであり、隊員数も当初の800名から現在では約1,300名の規模に拡大し、全市的な取り組みとして普及・定着してきております。 11月21日には、隊員の意識の向上と円滑な運営を図るため、「千歳っ子見守り隊」の講習会を開催したところ、各地域から 232名の隊員の方の参加をいただき、「子どもたちの安全対策」をテーマとした講演、また、市内の小学校2校からの事例発表などを行い、地域全体で子どもたちを見守る環境づくり、犯罪の未然防止、犯罪の抑止力の向上について確認したところであります。

 次に、生涯学習及び社会教育についてでありますが、8月1日にオープンいたしました千歳市民活動交流センター「ミナクール」は、 11月20日までで、652団体、 1,755人の利用がありました。文化やスポーツ活動団体をはじめ、子育てや高齢者のサークル、県人会や市内のNPOなど、活動ジャンルも幅広く、団体・サークルの打ち合わせや会議、活動情報の収集や発信、チラシや会報づくりなどに活用されており、気軽に利用できる施設として大変好評をいただいております。
  今後とも「ミナクール」が、市民活動と交流の拠点として、大いに活用されることを期待しているところであります。

次に、8月20日から10月1日までの間、3回にわたり、父親の役割や仕事と家庭の両立などについて学習する「男性のための子育て講座」を開講いたしました。講座に参加された33名の受講生からは、子育てに対する父親の役割の大切さを改めて知ることができたとの声が多数寄せられました。

10月21日、千歳アイヌ文化伝承保存会の 藤原信子さんが、刺しゅうを通じた活動が認められ、アイヌ文化振興・研究推進機構から文化奨励賞を受けられました。
 地道な活動が認められたもので、本市の伝統文化の保存と継承に励みとなるものと考えております。

 次に、スポーツの振興についてでありますが、9月30日から兵庫県で開催された第 61回国民体育大会において、千歳市からは、北海道代表として8種目に29名が出場し、各選手とも大いに活躍されました。

 9月8日から島根県で開催された、高松宮賜杯第50回記念全日本軟式野球大会1部に、千歳市から「神出設計ポプリ」が南北海道代表として出場し、昨年の同大会2部での優勝に続き、2年連続全国優勝という偉業を達成いたしました。

 また、10月10日から名古屋市で開催された、第68回テイジン全日本ベテランテニス選手権2006において、千歳テニス協会所属の 井本豊子さんが、女子55歳以上ダブルスに出場し、優勝という輝かしい成績をおさめられました。

千歳青少年教育財団「サケのふるさと館」におきましては、千歳川を溯上する親サケを身近に観察できる「秋サケ放流」を、10月7日に実施しました。
  雨天にもかかわらず、150組、300名の親子により240匹の親サケが放流され、溯上するサケの姿に力強い生命の尊さと自然の大切さを学ぶことができました。

 以上申しあげまして、平成18年第3回定例会以降の教育行政報告といたします。