千歳市は、市街地の三方が陸上自衛隊と航空自衛隊の防衛施設に囲まれていることや、市街地の発展方向に航空機の飛行経路が重なるなど土地利用上の制約があります。

 航空機騒音の影響を受ける地域においては、これまでも様々な対策が講じられ、移転地域では昭和39年から家屋の移転や土地の買い上げが行われてきました。しかし、移転対象家屋が告示日により区分けされるため移転対象にならない家屋も多く、また地理的な利便性から移転対象家屋の中でも移転を希望しない世帯もあります。このようなことから、住宅と移転跡地が混在した居住環境が見られ、町内会活動の衰退や防犯・安全面の危惧などの問題が発生しており、制度面の拡大とともに、これらの改善に向けた対応が求められています。

 また、将来の市街地として想定される地区には、陸上自衛隊東千歳駐屯地と北海道大演習場を結ぶ、戦車等重車両が通行可能な道路(通称C経路)があり、戦車等が通行する際の騒音・振動が発生しています。

 この「千歳基地等周辺まちづくり計画」は、これらの問題点を踏まえ、現状における生活環境の向上を図り、騒音・振動等による影響を緩和し、地域住民の理解と協力を得つつ、調和のとれたまちづくりを目指すことを目的として策定したものです。