(1) 千歳飛行場周辺等地域整備計画(昭和61年~平成元年)の検証

 移転・防音地域の中でも、千歳川から空港よりの約550ヘクタールを対象にして、生活環境の充実を重点とした開発整備の方向について計画を策定しました。

 この計画では、東大通南側(青葉丘・朝日町)を移転促進地域とし、東大通北側は移転を抑制する地域と位置付け、具体的な整備項目を定めていますが、これらの整備項目の中で次にあげる14の項目については継続して整備を進めます。

  • ママチ川の改修と親水公園を整備する 
  • 仲の橋通を国道36号まで延長 
  • 南大通と北大通をつなぐ橋を整備
  • 防災緑地を整備する 
  • 千歳川の改修と親水公園を整備する
  • 青葉宿舎の現地建替え、高度利用
  • 市営住宅の現地建替え、高度利用
  • 自衛隊宿舎の現地建替え、高度利用 
  • 都市レベルの公園の整備
  • 鉄北通を道道早来千歳線まで延長
  • 都市計画決定を受けた道路の整備
  • 都市ゲート空間の整備
  • 市街地再開発事業(移転者住宅)
  • 広場(スポーツ公園・サーモンパークと連携した利用)   

(2) 住民意向調査の分析(平成10年)の検証

住民意向調査からでたまちづくりの課題をまとめると、次のようになります。

住宅防音工事助成に関する課題

「十分な防音効果を発揮していない」

「冬の結露と夏の暑さ」

「制度がよく知られていない」

住宅地の環境に関する課題

「騒音や振動がうるさい」

「除雪や雪捨て場に対する不満」

「路上駐車に対する不満」

「移転跡地の状況に関する不満」

「住宅地の安全性に関する不安」

「街並みが寂しくなった」

道路環境に関する課題

「道路の安全性に関する不安」

「道路の整備に関する不満」

公共施設に関する課題

「公共施設へのアクセスが不便」

「公共施設の利用が不便」

公園に関する課題

「公園の設備に関する不満」

高齢者対策に関する課題

「高齢者の生きがい対策」

「高齢者の生活支援」

移転跡地に関する課題

「移転跡地の管理が悪い」

「街路灯が少なく、薄暗い」

(3) 住民懇話会の開催(平成11年)

 千歳市の住民代表11名と学識経験者1名からなる「千歳基地等周辺まちづくり計画に関する住民懇話会」を組織し、5回にわたる議論を行いました。この中で出された議論のまとめと、住民懇話会の提案するまちづくりの目標は次のようになっています。
住民懇話会の議論のまとめイメージ図

 

住民懇話会のまちづくり目標

  1. 騒音防止事業(移転措置事案、住宅防音工事事業)に関する情報の公開と住民への周知を徹底する
  2. 地域の居住環境を改善するために、移転跡地の計画的な土地利用を行う
  3. 市民全体が集まれるような環境の良い場所をつくる
  4. 現在住んでいる人々の生活を豊かにするため、良好な居住環境を整備する
  5. 地域の高齢者のために必要な居住環境を整備する
  6. 地域内に住み続けられるような施策を展開し、コミュニティを維持する
  7. 騒音のある中での生活に支障をきたさないための防音対策を行う