(3) 中心市街地の魅力と問題点
3-1 中心市街地整備における魅力と問題点
ここでは「消費者買物動向調査」と「商店街経営者意識調査」の結果から,中心市街地整備における魅力と問題点について整理を行なう。
(1)中心市街地についての良いイメージ
千歳中心市街地において,現在,消費者が持っている良い印象として多く挙げられているのは,「買い物が1ヵ所ですむので便利」・「公共施設や文化施設が集中しており便利」などとなっている。
店舗や公共施設等がコンパクトにまとまっていることによる,利便性の高さについての評価が高くなっている。
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問.千歳中心部には,現在どのような印象を持っていますか
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「買い物が1ヵ所ですむので便利」 7.5%
「公共施設や文化施設が集中しており便利」 6.2% |
(2)車利用者に対応した道路・駐車場の整備
中心部に対する消費者の印象のうち,市街地整備に関わる評価として「車では行きにくい」との回答割合が高くなっている。
この内容と現状を照らしてみると,千歳市中心部においては,道路幅員が狭く,商業施設に近接した駐車スペースが不足しているなど,車社会への対応不足が問題として挙げられる。
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問.千歳市中心部には,現在どのような印象を持っていますか。
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「欲しいものがなく買物が不便」 36.6%
「車では行きにくい」 20.7% |
(3)中心部の多様な機能を支える各種施設の充実
したがって,千歳市中心部としての拠点性の向上にむけては,食・遊び・健康など多様な目的を満喫できる,効率的な相互連携に配慮した複合的なにぎわい空間・施設が未整備であり,また,既存施設も利用者にとっての魅力に乏しいことが問題として挙げられる。
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問.前問の姿を実現するためには,具体的にどのような整備が必要であると思いますか。
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「集客力のある大型店の誘致」 265票
「映画館などの娯楽施設」 253票 「グルメ街道や屋台通りなどの特色ある通り」 218票 「駐車場」 187票 「ゆとりある歩道や点字ブロックなどの安全・快適に歩ける道路・歩道」 179票 「医療・福祉施設」 146票 |
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問.前問の姿を実現するためには,具体的にどのような整備が必要であると思いますか。
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「集客力のある核店舗」 91票
「グルメ街道や屋台通りなどの特色ある通り」 86票 「映画館などの娯楽施設」 80票 「駐車場」 66票 「千歳河畔の散歩道などの親水空間」 58票 「医療・福祉施設」 48票 「グリーンベルトの再整備」 48票
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(4)歩いて楽しい憩い空間としての機能の強化
また,消費者からは「気軽に行ける親しみやすいまち」や「自然・緑などが豊富なうるおいあるまち」を望む声も多くなっている。
これらから,千歳市の中心部においては,身近な河川や緑を活かした歩行者ネットワークが未整備であることや親しみやすいポケットパークが不足していることなどが問題点としてあげられる。
| 問 千歳市中心部は、将来どのような姿であるのが望ましいと思いますか。 |
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「高齢者や体の不自由な方にも便利なまち」 323票 「気軽に行ける親しみやすいまち」 323票 「自然・緑などが豊富なうるおいのあるまち」 310票 「楽しく歩けるまち」 294票 |
| 問 千歳市中心部は、将来どのような姿であるのが望ましいと思いますか。 |
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「様々な世代・立場の人々が交流するまち」 113票 「楽しく歩けるまち」 113票 「高齢者や体の不自由な方にも便利なまち」 108票 「気軽に行ける親しみやすいまち」 87票 |
(5)ワーキンググループ会議により検討された中心市街地整備に係わる魅力と問題点
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(ニューサンロード) |
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3-2 商業等活性化における魅力と問題点
(1)社会変化
1)人口の空洞化
千歳市の人口は,87,496人(平成9年10月1日現在)となっている。昭和63年を100とすると,平成9年は113.0である。一方,中心部(千代田町,清水町,幸町,錦町,栄町,東雲町,北栄,末広,花園の9町)の人口をみると,10,767人(平成9年10月1日現在)となっている。昭和63年を100とすると,平成9年は89.1であり,中心部における人口の落ち込みが目立っているといえる。
2)少子・高齢化
(2)商業環境
1)大型店進出の影響
消費者買物動向調査によれば,「千歳サティ」や郊外大型店を含む「その他千歳市外」での買物回数は「月2~3回」「週1回」「週2~3回」が中心であるのに対して,「中心部の商店街」での買物回数は「年数回程度」「利用しない」が中心である。
一方,商店街経営者意識調査によれば,郊外大型店について「かなり影響がある」,「多少影響がある」との回答が,あわせてほぼ半数にのぼっている。
2)空き地・空き店舗
千歳市の中心市街地商店街における空き店舗数は,平成11年12月現在で,18店となっている(千歳商工会議所調べ)。平成6年は4店,平成9年は11店(千歳市調べ)であったのに比べ,急増している。これは,ちとせデパートが平成11年に閉店した影響を受けたことによるものと推測される。
(3)消費者動向
1)個店に対する意見
消費者買物動向調査によれば,市内商店街に対する自由意見のうち,個店に関わるものとして,「品物が少ない,ほしいものがない」,「店に入りにくい」,「店が汚い」,「接客態度・サービスが悪い」といった意見が多くみられた。
2)商店街に対する意見
消費者買物動向調査によれば,中心部商店街に対して,「商品の豊富さ」,「価格」,「駐車場」,「自転車置場」,「娯楽施設」,「全体のまちなみ」,「歩道・アーケード」,「行くまでの交通機関」という点で,不満が強くみられた。
また,市内商店街に対する自由意見として,「若者向け・高齢者向けの店がほしい」,「アーケードが暗い,車が通り放題,冬は凍り付いて安心できない」,「駐車場がない,地下駐車場は入りにくい」,「バス利用の便が悪い」,「電線等の見栄えが悪い」といった意見がみられた。
(4)商業者意識
1)経営状況
商店街経営者意識調査によれば,来店客数及び売上の動向については,いずれも「減った」という回答が半数以上を占めている。
また,今後の見通しについても,「減るだろう」という回答が半数以上を占めている。
2)経営の方向性
商店街経営者意識調査によれば,「後継者がいない」「いるが継ぐかどうかわからない」という回答が,全体の80%近くを占めている。
また,今後の経営の方向性については,「いつとは決めていないが自分の代でやめたい」「ここ数年のうちにやめたい」という回答が,全体の40%近くを占めている。
(5)ワーキンググループ会議により検討された商業等活性化における魅力と問題点
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