議員協議会議事録3
○菊地議員 同じく民主連の菊地と申します。よろしくお願いいたします。
時間がありませんので、手短に申し上げたいと思いますが、先ほど来67項目の質問に対しましてお答えをいただきました。その中で、私として気がついたことは、今後の日本の防衛上の問題については、やはり日米安保を中心にして物事を対応していくのだというように受けとめさせていただきました。
先日、テレビの番組ですが、石破元防衛長官が話をされておりまして、この日米安全保障条約の基本的な考え方について述べられておりました。釈迦に説法ですから、詳しくは申し上げませんけれども、基本的な考え方としては、2国間の防衛のあり方については、他国が攻められたときに他国が守る。アメリカが攻められたときは、日本もアメリカと一緒になって戦うのだというのが基本的な安全保障だというふうに言っておりました。しかし、日本においては、現憲法下においては、この問題については、集団的自衛権が認められていないのだというような状況から、安保条約の第6条に、基地をそのかわり米国に提供するという形で双方の均衡を保っているのだというような考え方なのですよというのが、石破元防衛長官の話しでした。
まさにそのとおりかなというふうに思うのですが、そういった考え方に立って、今回の再編の問題について考えてみますと、再編ということは、今後ずっとしばらくの間、長期間、米国が日本に駐留をすることを意味するだろうというふうに思います。したがって、その限りにおいては、今後、現憲法下でずっと行くべきなんだという考え方があるのかなと。そういう考え方が示されて、初めて我々とすれば、今回の問題を真正面からとらえて判断ができるのかなというふうに思っております。しかし残念ながら、今のところそういった判断はありませんし、また、逆に憲法を改正しようというような動きも中にはあるわけですね。そのことから考えると、もし集団的自衛権を行使できるような憲法改正が行われたとすれば、もはや日米安全保障条約上、アメリカのために戦うということができるわけですから、日本に基地が存在する理由がなくなるのではないか。しかし、だんだんだんだんそのことがなし崩し的になっていって、日本は基地も提供するし、また、アメリカのために戦いにも行かなければならないのでないかというような二重な義務を負うことにはなりはしないかというふうに非常な心配をしているわけです。その点について、時間がありませんので、簡潔にお答えをいただければというふうに思います。
○山根施設調査官 いずれにしても憲法改正とか、集団自衛権云々くんぬんの話については、ちょっと我々の方はお答えは差し控えさせていただきたいと思いますが、今回の再編の目的は、いわゆる相互運用性の向上、それから沖縄を初めとする岩国、三沢等の負担の軽減というのが大前提でやっておりまして、直接的な結びつきについては、我々の方は承知しておりません。
○山本議長 以上で民主連の質疑を終わります。
次に移ります。
次に、共産党の質疑をお願いいたします。
○佐藤議員 私の米軍再編に対する認識は、アメリカの方針として米軍を先制攻撃の戦争を戦うために、世界のどこにでも迅速に展開できる、より機動的な軍隊につくりかえ再配備することと。この戦争をともに戦うために、同盟国との本格的な軍事的協力体制をつくり上げることが目的になっていると思います。
また、米軍と自衛隊との軍事一体化は、自衛隊を米軍の補完戦力として、米戦略の中に組み込む形で進行していて、ブッシュ政権が不安定の弧と呼ぶ中東から北東アジアまでの広大な地域への軍事的介入、戦略の前線拠点としての役割を日本の国民と国土に担わせるものといえます。
同時に、この米軍基地の機能強化と恒久化に国民の税金を投入していくことは、たび重なる国民生活への痛みを伴う負担の押しつけ政治とともに、将来の国家予算にも多大な影響を与えて、米軍栄えて民滅ぶという点でも許されない問題だと考えます。
ここで、お伺いしたいことの1点目は、米軍による犯罪・事故に対する特権的優遇を抜本的な解決しないままに最終合意をした責任についてであります。
市民の中の多くは、騒音の加重と航空機事故を初め、治安面での不安を訴えています。米軍の住民に対する人権侵害のあらゆる問題を体験している当市の米軍駐留時代の歴史もあるわけです。米軍基地を抱える住民への犯罪・事故・トラブルは、何年たっても一向に抜本的解決する立場に立たない国に対して、不信感が広がるばかりです。駐屯ではなく、訓練の移転だから大丈夫だとはならないのは明らかで、犯罪が1週間や2週間もかけて起きているのではなく、1日で起きるのがほとんどだからです。
こうした点から、日本の平和と安全を守るためと国はよく言いますけれども、一体、国民の生命や人権の被害を放置していて、国は何を守るというのか、この点について明確にお答えください。
次に、2点目として、19日、国会の衆院外務委員会で、我が党議員の質問に答えて、防衛局長は、米軍機訓練移転について、外来機が訓練移転に参加することは排除されないと明言しているが、札幌防衛施設局の当市への回答。移転訓練の対象となる航空機は、日本に配備されているものを念頭に置いていますとは一致しません。これでは訓練規模、基地使用の態様、第2航空団との協定の遵守も信用できないものとなります。
また、これによる施設整備実施となり得る可能性が高くなり、米軍施設ができれば、米軍基地の恒久化にもつながる。特に嘉手納基地では、協定違反の深夜飛行は外来機が多い実態にあり、最終合意での今までの説明が根本的に変わる可能性があります。これらを含めて、改めて整理をしてお示しいただきたい。
次に、3点目として、陸上での射爆場のある北海道大演習場での演習はあるのかないのかということです。これは私が特別委員会で市を通じて確認してもらっていたものですが、施設局の5月16日の回答では、現時点では訓練の実施場所については、日米間において具体的に協議されていませんとの回答ですが、騒音と事故への不安が大きいものがあり、この点についてお示しいただきたいのであります。
次に、4点目として、外来機という部分がありますからお伺いいたしますけれども、ボーイングFA-18EFスーパーホーネット、この飛来はあるのでしょうか。また、この戦闘機の騒音は、最高何デシベルなのかということです。
最後に、多くの問題が具体的にならず先送りされている中では判断ができない、これが今の現状ではないでしょうか。その点も含めて、お答え願いたいと思います。
○山根施設調査官 何を守るのかということだろうと思います、1点目については。それ39番目の問いのところと同じことかと思いますが、まず32年5月閣議決定、国防の基本方針、外部からの侵略に対し云々くんぬんという、米国との安全保障体制を基調として、これに対処することとされていると。新防衛大綱においても、米国との安全保障体制は、我が国の安全にとって必要不可欠。米国の軍事的プレゼンスは依然として不透明、不可欠な要素が存在する。アジア太平洋地域の平和と安定を維持するために不可欠という言葉に尽きようかと思います。
それから、2点目の外来機は排除されない。これは防衛局長答弁でございまして、一致しないということでございますけれども、これ議事録のところですけれども、その基本的には配備機、嘉手納に現在いるものを念頭に置いておりますということをはっきり答弁しておりまして、我々というか、局の方が5月16日ですか、回答したものと全く異なっているということですけれども、異なってはおりません。基本的な推進論としては、配備機というところでございます。
それから、FA-18EF、これは厚木に平成15年でしたか、配備されたスーパーホーネットのことをご質問されたと思うのですけれども、この飛来はあるのかということでございますが、現在、岩国に配備はまだされていません。2014年までに岩国にということでございますが、基本的に艦載機でございまして、艦載機というのは、今FCLPとかいろいろなことをやっておりますけれども、それは今現在は、まだ代替施設が見つかっておりませんので、硫黄島で暫定的に運用しておりまして、これを変えるつもりはございません。いずれにしても、新たな場所についても、いろいろ今後検討していくということで、これの飛来については、今のところ考えられてないと。
それから、デシベルはどの程度でしょうかということなのですけれども、我々が測定した値でいけば、原機といいましょうか、FA-18のもとのスーパーホーネットではないものと比べて数デシベル、2から3デシベル音が大きいこともあり得るというふうに認識しております。
○佐藤議員 1点抜けていると思うのですが、射爆撃場を持つ演習場での訓練というのは、想定されるのかどうか。
○山根施設調査官 考えられておりません。
○佐藤議員 私は、1番目に質問した部分というのは、やはり国民を守る。生命・財産含め、そして市民環境を守る、それが中心でなければならない。それよりも日米関係を優先させるという点では、私は今の答弁では納得できない。そのことを申し上げて、質疑を終わりたいと思います。
○山本議長 これで共産党の質疑を終わります。
以上で、質問に対する回答及び質疑を終わりますが、山根防衛施設庁総務部施設調査官並びに松本防衛庁防衛局防衛政策課企画官を初め、関係職員の皆様におかれましては、本日は大変お忙しい中御出席をいただきまして、御熱心に説明をくださいましてまことにありがとうございます。
なお、議員各位におかれましても、質疑に対しましては、時間等のご協力をまことにありがとうございます。
それから、最後になりますが、本日は多くの市民の皆様、傍聴者の皆さんのお越しをいただいて、議事の進行についてご協力をいただきましたことについても感謝を申し上げまして、これで議員協議会を閉会させていただきます。
ご苦労さまでした。
(午後4時18分閉会)
千歳市議会議長
山本芳郎





